システム要件定義における要求分析能力向上のための学習手法
代表者名
石井俊也
大学
千葉工業大学
チーム
仲林研究室1
概要
システム要求分析において,開発課題を分析するための観点を学習者に意識させることで,機能の曖昧性除去と将来の問題予測の能力を向上させる目的で学習手法を開発・評価した.一般の問題解決プロセス思考に基き,観点を分析の切り口とさせることで能力の向上を狙った.
実験の結果,学習者は問題予測能力に向上が見られた.初期の能力が低かった学習者には,与えた観点により分析の視点が増加する傾向が見られた.また初期の能力が高かった学習者には,観点を意識したことで問題予測が具体的な指摘内容に寄る傾向が見られた.
アピールポイント
問題解決プロセス最上流にあたる「何が問題か」の思考に則って手法を開発した.要求分析の課題達成は一般の問題解決と同様に捉えることが可能だと考えている.
カテゴリ
学習方法