形式的誤謬を対象とした三角ロジック組み立て演習システムの設計開発

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大学

国立広島大学

代表者名

沖永友広

チーム

学習工学研究室論理班

応募カテゴリ

システム・ツール・アプリ

研究タイトル

形式的誤謬を対象とした三角ロジック組み立て演習システムの設計開発

研究内容の概要

近年、教育に関して論理的思考力の育成が大きなテーマとなっている。論理的思考の育成を促進する手法としては、ディベートなど自然言語による手法が多く提案されている。しかし、自然言語による学習は、教師によるフィードバックや診断に多大な労力を要求する。そこで、三角ロジックを用いた演習システムが先行研究によって提案されている。本研究では、三角ロジックを用いた形式的誤謬の学習を目的とした演習課題を設計した。

支援対象

1.支援している活動:中等教育, 高等教育, コミュニケーション活動
2.学習内容:討論, コミュニケーション
3.支援の意図:知識の習得, 理解の促進, スキルの獲得
4.学習規模:その他 個人規模から教室規模まで、それぞれで利用可能

研究の斬新さ、独創的な点

論理的思考力の育成には、不適切な論理構造を見抜く課題も重要とされている。情報過不足課題については先行研究で実験的利用が行われてきた。本研究の目的は、「誤謬」という不適切な論理構造についての学習課題を設計することで、論理的思考力の育成に寄与することであり、この点が本研究の新規性である。

研究が与える影響

誤りを用いた学習は、教室規模で従来から行われていたが、これも自然言語による学習と同様、教師による診断・フィードバックには多大な労力を要求した。本研究で、誤りを含んだ論理の学習を、三角ロジックによる演習システム上に実装することで、教師の負担はほとんど解消される。また、論理的思考力の育成に寄与することで、従来の議論などもより上質なものにできる。

研究の社会的価値

誤謬を対象とした学習手法を設計することによって、論理的思考量が育成され、学習者は、相手の論理の誤りを見抜けるようになり、また自身が誤りに陥らないようになるというスキルを身に着けることができる。また、情報の取捨選択にも役立つと考えられる。本研究は、「論理的思考力の育成」という教育界の重大なテーマの一つの解として、社会的な価値を有するものである。

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