バスケットボールにおける特定場面での戦術判断支援システム
代表者名
箭野柊
大学
徳島大学
チーム
MA2Lab-Team-SkillDev
応募カテゴリ
システム・ツール・アプリ
研究タイトル
バスケットボールにおける特定場面での戦術判断支援システム
研究内容の概要
本研究では,バスケットボールにおける特定場面での戦術判断支援システムを開発します.本システムでは,実際の映像と俯瞰視点のアニメーションを用いて試合を見せます.その際,あらかじめプレイヤとボールの座標データに対して処理を行うことで,チーム戦術が使用されているシーンの自動抽出を行います.これにより,特定の戦術の使用されているシーンのみを選択して見ることができるため,学習者の戦術理解が促進されます.
概要説明ファイルはこちら↓
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支援対象
1.支援している活動:その他 認知スキルの学習
2.学習内容:その他 戦術
3.支援の意図:スキルの獲得
4.学習規模:個人
研究の斬新さ、独創的な点
新しい教材・学習方法・支援方法の開発です.本システムでは,同じデータ形式にすれば,学習者は自身の好きな試合で戦術の学習を行うことができます.また,実際の試合映像と人工的なアニメーションを同期させることで,ある場面での位置関係とプレイヤの動き方を理解しやすくしています.戦術判断支援ではこのようなアプローチは見られない.
研究が与える影響
・効率:見たい戦術のみを選択して視聴可能
・効果:同期再生
通常バスケットボールの試合映像の中から特定の戦術の適応シーンのみを選択して視聴することは困難ですが,本システムなら可能となっています(高効率).また,実際の試合映像とアニメーションの同期再生によって,戦術を構造化してとらえることが可能となっています(高効果).
研究の社会的価値
・応用可能性:サッカー・ラグビー等への応用
・実用可能性: :教育現場での運用コスト削減
・市場性:市場拡大
本研究では,戦術の抽出条件を変更すれば,他の対戦型競技に応用可能です.今後,ウェブ上での動作を可能にすることで,手軽に利用できるようになると考えており実用的です.ビデオで撮った試合の映像から簡易にデータを生成することができれば,市場価値も出ると考えます.