キットビルド概念マップにおける自己・他者再構成を用いた共有理解マップ作成支援

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大学

広島大学

代表者名

KB班①

チーム

学習工学研究室

応募カテゴリ

教育(学習)方法

研究タイトル

キットビルド概念マップにおける自己・他者再構成を用いた共有理解マップ作成支援

研究内容の概要

キットビルド概念マップは、教授者が作成した共有理解マップを学習者が部品から再構成することで、学習者は理解状況の把握と学習活動、教授者は理解状況の診断が可能となる手法である。共有理解マップの質が授業の効果を左右するのに対して、その作成過程への支援は不足していた。これに対し、本研究では再構成活動を含む5段階の作成支援手法を開発した。これにより、高品質な教材作成が可能となり、教育の質の向上に寄与する。

支援対象

1.支援している活動:初等教育, 中等教育, 高等教育, その他 教師の支援

2.学習内容:学び方, その他 教師の支援

3.支援の意図:理解の促進, メタ認知の促進, 教材・教育方法の改善

4.学習規模:教室規模

研究の斬新さ、独創的な点

従来は学習者の活動であった概念マップの再構成を、教授者の共有理解マップの作成における支援手順として導入した点が斬新である。個人での自己再構成による内省に加え、同一内容の他者マップを再構成する他者再構成の視点を取り入れ、それらを土台とした協調的作成を組み合わせることで、作成段階において他者が客観的に再構成可能かという視点を体系的に組み込んだプロセスは独創的といえる。

研究が与える影響

本手法により、教授者は授業前に教材理解を深め、表現を整合化できる。教授者の主観に依存しない、他者と共有可能な質の高い共有理解マップが作成されることで、学習者の理解状況をより正確に検出することが可能となる。これにより、理解が不十分な学習者への早期対応や適切なフィードバック、教育設計の精度向上が促進され、教育現場における指導の質を底上げする効果が期待される。

研究の社会的価値

提案手法はキットビルド概念マップの枠組みを用いて実現可能である。概念マップは知識構造を概念と関係性で可視化する汎用的な表現手法であり、 特定のトピックに依存することなく、知識や理解の外化・整理活動として有効であるため、小学校から大学まで幅広い年齢層・教科への展開が可能である。また、教授者同士が協同で省察を深める教材研究や授業研究の場に適用することで、教授者の授業準備の質向上を支援できる。

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