英文読解問題の学習支援のためのキットビルド概念マップによる表象比較演習環境の設計

国立広島大学 坂上八重
チーム
学習工学研究室
学校名
国立広島大学
代表者名
坂上八重
概要
近年英文読解力の育成が注目されており、中学校の学習指導要領にも英文読解力の向上についての目標が定められている。しかし、令和5年度全国学力・学習状況調査中学校英語の結果から、英文読解において文中に明記された情報の理解と整理には困難が伴うことが判明した。本研究では、概念マップを活用して表象の可視化と操作化を実現した学習環境の設計を行い、英文読解問題への解答に必要な思考法の習得を可能にすることを目指す。
支援対象
1.支援している活動:中等教育, 高等教育
2.学習内容:英語
3.支援の意図:理解の促進, メタ認知の促進
4.学習規模:教室規模
研究の斬新さ、独創的な点
本研究の独創的な点は、英文読解問題を解く際に行われる表象の構築・変換・比較を、キットビルド概念マップの操作に置き換えている点である。本研究では、英文読解問題への解答を本文と問題文の表象の構築・変換・比較という考え方に定式化しており、演習環境において表象を概念マップによって表し、マップを通して表象の操作が可能となっている。
研究が与える影響
キットビルド概念マップによる演習を通して表象の操作を体験することで、英文読解問題の解答に必要な思考法の習得が可能になる。さらに、キットビルド概念マップを活用した演習環境によってフィードバックや評価が容易になるので、教授者の負担を軽減することができる。このように、学習者・教授者の両方にメリットがあり、教育の発展に役立つと考える。
研究の社会的価値
グローバル化が進む現代において、英語は必須のスキルとなりつつある。本演習を通して、英文読解問題の解答に必要となる思考法を定着させ、効率的に英文読解力向上のための学習支援を行うことが可能となる。その結果、学習者の英文読解力の底上げに寄与し、世界で活躍する人材の育成に貢献することが期待できる。



