研究初級者向けのリサーチサーベイ支援システム
チーム
JAIST長谷川研究室研究サーベイ支援チーム
学校名
北陸先端科学技術大学院大学
代表者名
LI JINGHONG
応募カテゴリ
システム・ツール・アプリ
研究タイトル
研究初級者向けのリサーチサーベイ支援システム
研究内容の概要
研究初級者はリサーチトレーニングが不足しているため、効率的な研究サーベイの実施が困難である。そのため、本研究では、研究初級者向けのリサーチサーベイ支援システムの構築を目指す。具体的には、リサーチサーベイの基盤となるデータベースを自動的に構築し、その中からトピックに関連するサブデータを抽出して研究トピックの俯瞰,洞見を描くためのFishboneツリー,知識グラフや自動要約システムを開発する。
支援対象
1.支援している活動:研究活動
2.学習内容:学び方
3.支援の意図:知識の習得, 理解の促進, スキルの獲得, 学習データの分析, 学習周辺コストの軽減
4.学習規模:個人
研究の斬新さ、独創的な点
– ソフトウェア技術の開発:論文内のオブジェクトの認識や知識の視覚化を行うため,ソフトウェアのフレームワークを開発する。
– 既存技術の新しい応用:論文内のマルチモーダルテキスト分類,認識,抽出のため,ルールベースと機械学習の手法に合わせる応用法
– 学習方法・支援方法:研究サーベイにおいての俯瞰,洞見を定義して方法論を構築し,その支援方法をモジュール化してソフトウェア上で実現する。
研究が与える影響
– 学習・教育効果:研究初級者にリサーチトピックの専門家の視点を理解させ,熟練者の学び方を学ぶことを実現する。
– 学習・教育効率:既存の検索エンジンと比較して、より効率的に研究の多角度視点を提示することが可能になる。
– 変革:この補助ツールはリサーチコンテンツを俯瞰、洞察の視点から自動的に知識整理を行う。これにより、大学院の学生は自分の力で研究方向をある程度把握することが可能となる。
研究の社会的価値
– 他分野の応用:この方法論は計算機科学だけでなく、他の分野にも適用可能である。さらに、支援対象は研究初級者だけでなく、指導教員の指導補助ツールとして活用することもできる。
– 実用可能性,市場性:本研究では、実際の開発が大きな割合を占めている。物体認識、論文データセット、実際のシステム、知識マイニングのフレームワークは教育データ分析の市場性を示している。