AIアバターにChatGPTを活用したVR外国語会話学習システムの開発

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チーム

外国語学習研究室

学校名

関西外国語大学

代表者名

外山愛華

応募カテゴリ

システム・ツール・アプリ

研究タイトル

AIアバターにChatGPTを活用したVR外国語会話学習システムの開発

研究内容の概要

一般的なネイティブスピーカーとの英会話レッスンでは内容を伝えることが主となり、細かい間違いの指摘や詳細なフィードバックを得ることが難しい。
本研究では、ChatGPTの対話能力を生かして、まるでネイティブと会話をしているような自然な会話を可能とするとともに、会話後に示される詳細なフィードバックおよびシステムから提示されるより洗練された改善表現での練習可能な「VR語学会話学習システム」を開発する。

支援対象

1.支援している活動:中等教育, 高等教育, 企業内教育, 生涯学習, 日常的学習, インターネット学習

2.学習内容:英語, 語学, コミュニケーション

3.支援の意図:知識の習得, 理解の促進, メタ認知の促進, スキルの獲得, 疑似体験, 教材・教育方法の改善

4.学習規模:個人

研究の斬新さ、独創的な点

本研究の斬新さは、VR語学会話学習システムにおいてChatGPTを活用して音声対話可能なAIアバターを構築することにある。
また最も独創的な点としては、これまでは十分に訓練された採点官のみが可能であった学習者のレベルの判定を、CEFR-JやIELTSなどの評価基準が明確な英語能力の到達度指標を用いて、ChatGPTに推定させることである。

研究が与える影響

本システムにおける会話の内容は、個々の関心に合わせてカスタマイズされる。学習者は、ChatGPTによる双方向の会話やフィードバックを通して、単に文法や語彙を習得するだけでなく、ネイティブスピーカーを講師とした場合と同様にその言葉が使用される文化的な背景やニュアンスを理解することが可能になる。教科書からでは得られない効果的なコミュニケーションを行うためにスキルを身に付けることができる。

研究の社会的価値

本システムを用いて学習をすることで、学習者は英語によるコミュニケーション能力を効率的に習得することができる。また、VRを使用して異なる文化を体験することや、詳細なフィードバックを受けることは、国際的な理解を深める効果が期待できる。英語によるコミュニケーション能力はグローバルなでの競争力を高める重要な要素である。このシステムは、個人や社会全体のグローバル競争力を強化に貢献できると考えられる。

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