英文読解のキットビルド概念マップとベイジアンネットワークによる学習支援環境の設計

overview

大学

広島大学

代表者名

木田大智

チーム

学習工学研究室相川木田ペア

応募カテゴリ

教育(学習)方法

研究タイトル

英文読解のキットビルド概念マップとベイジアンネットワークによる学習支援環境の設計

研究内容の概要

英文読解には英文を「読む」タスクと問題に「答える」タスクの2つがあり、教師は「読む」タスクに対する評価および フィードバックが困難である。本研究はその問題を解決するためのものであり、キットビルド概念マップで視覚的に英文 を読めているかを判断し、ベイジアンネットワークを用いることによって長文読解問題の正解と確率的に関係のある文章 を明らかにすることで、効率的な評価およびフィードバックの実現を試みてい

支援対象

1.支援している活動:中等教育, 高等教育, 生涯学習

2.学習内容:英語

3.支援の意図:知識の習得, 理解の促進, メタ認知の促進, 教材・教育方法の改善, 学習データの分析

4.学習規模:教室規模

研究の斬新さ、独創的な点

今までの「読む」タスクの評価は英文を日本語に訳することなどによって行ってきたが、本研究ではキットビルド概念マ ップを用いて視覚的に英文が読めていうかどうかを判断し、さらにベイジアンネットワークを用いることによって「読む」 タスクと「答える」タスクの関係性を明らかにした後、確率的な観点から「答える」タスクを評価している。

研究が与える影響

「読む」タスクを具体的に評価するための従来の方法は日本語に訳すというものであるが、本研究においてキットビルド 概念マップを用いた「読む」タスクの視覚的に文章が読めているかどうかがわかるフィードバックと、ベイジアンネット ワークによって「読む」タスクと「答える」タスクの関係性を数値化した確率的なフィードバックの有用性が示されれば、 既存の評価方法が大きく変わる。

研究の社会的価値

既存の「読む」タスクの評価方法である英語を日本語訳するというのは、内容によっては答える生徒が費やす時間が多く かかり、それに対してフィードバックをする教師側も時間がかかる。対して、本研究で提案されるキットビルド概念マッ プを用いた視覚的なフィードバックとベイジアンネットワークを用いた確率的なフィードバックなら短時間でこなすこと ができる。そのため、教師の業務の効率化を促すことが可能となる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です