多義語の意味を考慮する語彙学習支援
大学
東京学芸大学
代表者名
江原遥
チーム
語彙学習支援システムチーム
応募カテゴリ
システム・ツール・アプリ
研究タイトル
多義語の意味を考慮する語彙学習支援
研究内容の概要
これまでの語彙学習支援は多義語の意味を考慮して、語義ごとに難しさを算出することができなかった。本研究では多義語の意味を考慮して、高頻度語でも学習者が学び残している語義を認識し、学習者に提示することができる。図では、figureという多義語の主要な用例が赤く表示され、この赤い部分から学習していけば、人物・数値といったfigureの主要な用例を全て学習することができる。
支援対象
1.支援している活動:中等教育, 高等教育
2.学習内容:語学
3.支援の意図:知識の習得, 理解の促進, メタ認知の促進, 教材・教育方法の改善
4.学習規模:個人
研究の斬新さ、独創的な点
従来手法では、どの語義がどの程度難しいといった情報をあらかじめ人手でまとめる「アノテーション」と呼ばれる作業が必要であり、これに多大な時間やメンテナンスコストがかかっていた。本研究では、テキストから深層転移学習を用いることによって、多義語の難しさを自動的に割り出し、これらの支援を行う事ができる点が特徴である。
研究が与える影響
学習・教育効率:英単語の意外だが需要な語義を学ぶことで、効率的に語を学んでいくことができる。
研究の社会的価値
語学学習支援のアプリケーションに組み込むことで、これまでにない効率的な語彙学習支援が期待できる。