デジタル刺繍ミシンを活用したプログラミング学習のためのツール開発

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大学

鎌倉女子大学・青山学院大学

代表者名

杉浦 学

チーム

NEO CWR

応募カテゴリ

システム・ツール・アプリ

研究タイトル

デジタル刺繍ミシンを活用したプログラミング学習のためのツール開発

研究内容の概要

初学者向けのプログラミング言語であるScratchの拡張機能として,ブロックで組み立てたコードで描画した図形をデジタル刺繍ミシンに読み込み可能なファイルに変換・出力する学習ツールを研究開発している.このツールにより,プログラミングの入門段階で多く実施されている図形描画による学習内容を,刺繍を使った手芸作品づくりに繋げることが可能となり,幅広い年齢・性別の学習者の意欲を高めることができる.

支援対象

1.支援している活動:初等教育, 中等教育, 高等教育, 生涯学習

2.学習内容:プログラミング, その他 手芸・刺繍

3.支援の意図:教材・教育方法の改善

4.学習規模:個人

研究の斬新さ、独創的な点

小学校をはじめとしたプログラミング教育の現場で多く活用されているScratchをベースとしたツールにすることで,初学者にも扱いやすく,導入のための新たな学習コストが不要であること.女性の興味をひきやすい刺繍ミシンによる手芸作品づくりをプログラミングの学習と結びつけることができ,プログラミングの学習におけるジェンダーギャップ解消の効果も期待できる.

研究が与える影響

プログラミングの結果が画面上に表示されるだけでなく,手で触れることができる刺繍として実体化できることで,学習意欲が向上する.刺繍による手芸作品づくりとプログラミングを融合させることで,これまでにない新しい形式でのプログラミング学習が実践できる.

研究の社会的価値

中等教育では,教科横断型(家庭科の被服分野とプログラミング学習等)の学習が可能となる.市場性としては,デジタル刺繍ミシンの教育転用が期待できる.

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