チーム戦術学習および浸透のためのイメトレ強化WEB環境
大学
徳島大学
代表者名
石橋遼樹
チーム
チームスポーツチーム
応募カテゴリ
システム・ツール・アプリ
研究タイトル
チーム戦術学習および浸透のためのイメトレ強化WEB環境
研究内容の概要
コーチとプレイヤ間の戦術に関する概念共有は,一般に試合中などでは戦術ボードが多用される.その利用の前提としては,プレイヤの空間認知面に基づいたインタフェースを有する学習基盤が本来必要である.そこで,本研究では,WebVR技術により,一般的な2D俯瞰図での戦術ボードの電子化に加えて,それと連動する3D-VRをWeb環境として提供するための戦術学習支援システム開発を行っている.
支援対象
1.支援している活動:初等教育, 中等教育, 日常的学習, その他 プロスポーツ
2.学習内容:その他 チームスポーツ戦術
3.支援の意図:理解の促進, メタ認知の促進, スキルの獲得, 疑似体験
4.学習規模:その他 インターネット上での登録利用者
研究の斬新さ、独創的な点
新しいソフトウェア技術の開発であり,既存技術の新しい応用ともなる.Web上の戦術ボード上のプレイヤ移動・配置の試行錯誤時に,2Dイメージだけでなく3Dイメージにより直観的理解をもたらすインタフェースを提供する.また,プレイヤ占有領域分割を用いた付加情報の提供や力学グラフを用いた1on1での移動や,視点切替,アニメーション表示などの高機能モードの提供も行う.
研究が与える影響
学習・教育効果:3D空間での戦術配置の視覚化の実装により,より直観的な理解をもたらす.
学習・教育効率:2Dから3D空間への変換をシステム側で行うことで,空間認知能力を醸成する.
変革:自由に柔軟に数秒先のフォーメーションを共有イメージ化することで,戦術浸透が図れる.
研究の社会的価値
今回バスケットボールにおける実装を行っているが,背景画像やパラメータ変更により,サッカー等の他スポーツにも応用できる.また,電子化された戦術ボードを用いてゲーム中にコーチが指示するような場面においても,2D操作により3Dイメージが自動生成されるため,高い実用性がある.
社会需要は,プロスポーツやアマチュアスポーツなど広範に及ぶ.