Web調べ学習での適応的支援を可能にするWebマイクロワールド
代表者名
小野 遼
大学
電気通信大学
チーム
Kashihara-Lab Web Team
概要
Web上のリソースを用いた調べ学習(Web調べ学習)において、学習者がWebページを探究しながら、学習課題についてさらに学ぶべき項目(副課題)やその学習順序を表す学習シナリオを作るプロセスを支援するシステムを、LIGP2016「iLSB-tablet〜今までにないWeb調べ学習体験をあなたに〜」で発表した。
しかし、iLSB-tabletでは、学習シナリオの手本(解シナリオ)が提供されないため、学習者が自分で作り上げたシナリオの適切さを評価することができなかった。さらに、学習者の学習シナリオ作成プロセスに対する適応的な支援を施すことも難しかった。
そこで、本研究では、解シナリオの提供と適応的支援を実現とするためにWebマイクロワールドを開発した.具体的には,LOD(Linked Open Data)を活用し,任意の学習課題に対して解シナリオを自動生成するとともに,個々の学習者の学習シナリオの適切さを診断する技術を開発した.これにより、学習者による学習シナリオの自己評価を支援することが可能となり,また調べ学習プロセスに行き詰ったときに適応的なガイドを提供することが可能となった。
アピールポイント
無限に広がるWeb空間での調べ学習において、Webマイクロワールドを利用することで、学習者に対して自己評価支援および適応的支援を提供することが可能になった。
カテゴリ
要素技術