ディープ・アクティブラーニングを支援する論理の三角モデル演習 システム

代表者名

北村拓也

大学

広島大学

チーム

学習工学研究室-Logicalチーム

概要

論理的な思考力・表現力の育成については,PISAの影響もあって,近年とみに注目を集めている. しかし,それをどのように育てるのかという教育課程論・指導方法論については,ほとんど解明されていない. 最近の学力調査では,自分の考えを述べる時に,「根拠」となる客観的な事実・データと自らその意味を推論・解釈した「理由づけ」がともに求められている. 本システムは,論理の三角モデル(根拠・理由づけ・主張)の組み立ての形で,論理的思考力を促進させ,ディープ・アクティブラーニングを実現する革新的なシステムである. 本システムを用いることで,学習者は論理の三角モデルを獲得し,自らの考え,他者の意見を論理の三角モデルに照らし合わせて理解が出来るようになる. 従って,論理の三角モデルを意識した,論理的な主張を行え(質の向上),また他者への適切な反論も行えるようになり,発言回数の増加(量)も予測される. 現在国語の専門家・算数の専門家と共同研究を行っており,今年度中に大規模な実践を行う予定である. 大学生に実施した予備調査では好意的な結果も出ており,本システムが実践的に利用可能であることが分かっている. 今後は論理の三角モデルを複数組み合わせることによる,より深い思考を要する学習課題を考えている.

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