第二言語コミュニケーション意欲が高まるように,やさしく励ますアニメーションエージェント

代表者名

アイエドゥン エマヌエル

大学

大阪府立大学

チーム

CEWill (シウィル)

応募カテゴリ

システム・ツール・アプリ

研究内容の概要

日本では,日常場面において第二言語(英語)で外国人と交わる機会を有する学習者は少なく,基礎知識は高いレベルにあるにも関わらず,積極的に英語で話そうとする意欲が培われにくい問題がある.そこで本研究では,学習者の英会話意欲そのものの向上を目がけた会話戦略モデルの実装・日常の社会的場面を題材とするアニメーション・エージェントとの英会話実践,疑似体験が可能なシステムを開発し,その効果を評価する.

概要説明ファイルはこちら↓
ligp2018_05_dai2

支援対象

1.支援している活動:中等教育, 高等教育, 日常的学習

2.学習内容:英語, コミュニケーション

3.支援の意図:スキルの獲得, 疑似体験, その他 動機づけ

4.学習規模:個人

研究の斬新さ、独創的な点

本研究は,人間の形状をした外見を持つ会話システムとの単なる体験の場としての会話機会の提供を意図するものではない.会話戦略の体系化においてヴィゴツキーの知の最近接発達領域の見解を基礎とし,会話エージェントが学習者の情況を推定し,人情的に励まし,助け,理解し合おうとする戦略の行使により,会話エージェントとの情動的コミュニケーションの成立とその効果を会話意欲の観点から明らかにする点に独創性がある

研究が与える影響

会話戦略と会話シナリオは宣言的データとして蓄積し,システムの振る舞いはこれにより規定される仕組みを採用しているため,会話の柔軟性が担保される.教員が学習段階に応じた会話シナリオを簡便に記述できるオーサリング環境を整え,様々な授業場面での学習者に対する教師の役割,授業前後で用いるシステムの導入法を多面的に明らかにすることで,知的システムの社会実装モデルの一例を提示できるようになる.

研究の社会的価値

知的システムの社会実装,倫理的問題における社会的関心も高まっているが,人との関わり合いに健全な社会実装のあり方についても,模索している段階にある. 本研究の成果となる会話の難易度,WTCの向上度,会話戦略の相互関係を明らかにする第二言語WTC成長モデルは,計算機システムによる心理支援モデリングのための知見提供に貢献する.

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