学習者の注意をコントロールする講義代行ロボット

代表者名

石野達也

大学

電気通信大学

チーム

柏原研究室 ロボットチーム-プレゼン代行-

応募カテゴリ

システム・ツール・アプリ

研究内容の概要

大学の講義では,講師の視線の動きや指差し,パラ言語などの非言語動作を用いて学習者の注意を重要箇所へ誘導することが講義内容の理解促進に繋がるが,全ての講師が適切に注意誘導を行えるわけではなく,学習者に内容が伝わりづらいという問題が生じる.そこで,講師のプレゼンを録画し,非言語動作を診断する.そして,ロボットが適切な動作で代行して学習者の注意をコントロールすることにより,講義の理解促進を支援する.

概要説明ファイルはこちら↓
ligp2018_08_gakushu

支援対象

1.支援している活動:高等教育, インターネット学習

2.学習内容:その他 講義内容

3.支援の意図:知識の習得, 理解の促進

4.学習規模:その他 少人数を対象とした講義

研究の斬新さ、独創的な点

講義をロボットに代行させる上で,講師の非言語動作を診断・再構成するためのモデルを作り,適切な非言語動作を導き出せるようにした.非言語動作は聴衆の様子や環境(人数や場所)によって変わるため,良いプレゼンを一意に定義することは難しい.本システムの斬新さは,講師のプレゼンをベースに適切な非言語動作を再構成し,従来の代行システムでは困難であった,講師の個性を保った講義プレゼンを行うことができる点にある.

研究が与える影響

ロボットが適切な非言語動作を伴ったプレゼンをすることで学習者の理解を促すことができる.そして,ロボットが講義の質を向上させることで,講師は講義の内容を向上させることに集中することができるため,講義の質の高さにプラスしてわかりやすい講義を学習者は受けることができる.将来的には,ロボットが学習者の状況によって注意をするなど,ロボットの呼びかけによって学習者の注意をコントロールすることも考えている.

研究の社会的価値

ロボットを用いることで,実際の講師の非言語動作を画面上ではなく実空間という,より真正なかたちで受けられるので,遠隔地でもクオリティの高い講義を受けることができる.また,プレゼン内容の理解が重視されるもの(講義やニュースなど)はロボットで代替できるので社会的な需要は大きいと考えられる.企業の営業や製品発表会等にも,講義とは目的が違うが本システムのモデルを改良することで応用できると考えている.

  • Facebook
  • twitter
  • Hatena

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です