デジタル親方の壁塗り指導~コテとICTを操る親方へ~

代表者名

久門岳弘

大学

香川大学

チーム

後藤田工務店

応募カテゴリ

システム・ツール・アプリ

研究タイトル

デジタル親方の壁塗り指導~コテとICTを操る親方へ~

研究内容の概要

建築を支える繊細な左官技術は人口減少により危機に瀕している。しかし、伝統的な徒弟制の中では親方の技術を見て学ぶことが主流であり、言語化しにくい部分がある。そこで親方とデジタルを掛け合わせ教育法変革の支援をする。「デジタル親方の壁塗り指導」では擬音語、図形を付加した動画を用いることで言葉以上の指導を中継ぎする。いわば左官技術の解体新書であり、人間では意識しづらい部分を補い、教育の再認識の支援を行う。

概要説明ファイルはこちら↓
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支援対象

1.支援している活動:高等教育, 企業内教育, インターネット学習

2.学習内容:その他 技能

3.支援の意図:スキルの獲得, 教材・教育方法の改善, 学習データの分析

4.学習規模:小グループ

研究の斬新さ、独創的な点

親方は長年の経験で得た技術を弟子に伝えようとするが、抽象度の高い説明やより高次元の知識を用いた指導は弟子にとって理解が難しい。そのため弟子は親方の指導に抵抗を感じる。本システムは、その齟齬を解消するために、映像から得られる情報で技術に必要な情報を抽出して可視化する。親方は弟子に伝わらなかった理由を理解でき、的確な指導方法を学べる。指導者に気づきを与えることが本研究の斬新さである。

研究が与える影響

見て学ぶのが当たり前の技能習得の場では、ICTを用いた教育システムは抵抗を持たれる。しかし、「デジタル親方の壁塗り指導」では親方は弟子に正確に伝わる誇らしさ、使うことの楽しさからICTを好きになってもらうことで抵抗をなくし教育効果を高める。また、他伝統技能、伝統芸能での活用が見込め、今までICTが及ばなかった業界の教育現場の教育改革、教育データの収集が期待できる。

研究の社会的価値

親方のデジタル親方を用いた指導を通して、若者の意識を変え、この親方の後を継ぎたい、自分も親方になって弟子を持ちたいといった意志が芽生える。この意志を増やし、強くすることが将来的な職人の人材不足の解消につながり、日本の伝統を守ることに繋がるという点で社会的価値がある。また、効率的な指導による短期技能習得は挫折する若者を減らし、現状の職人不足解消に直結する。

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